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藤乃が手話を本格的に始めた理由



藤乃
ー Fujinoー

1988年生まれ、沖縄県出身
Deaf Links手話協会 代表

-日本最大級手話コミュニティー-
「デフリンクス・アカデミー」創設
-オンライン手話教材-
「手話ホームステイ」制作

手話イベント企画運営プランナー

 


ハイサイ!藤乃です。
今日は、
私、藤乃が本格的に手話を学び始めた理由について、
お話ししたいと思います。

 

 きっかけは職場のろう者 

当時19歳、
自身の病気が発覚し
精神的にも堕落した生活が続いていた頃の話です。

「私は小さい頃から耳が聞こえない。
この職場で私だけが聞こえていない時は
藤乃が居るから安心なんだよ。」

職場にいるろう者(耳が聞こえない方)の先輩が
私に励ましの声をかけてくれたこの一言が
本気で手話を学ぶきっかけとなりました。
(中・高校の頃から手話サークル等には通っていました)

 

 こんな私でも頼られる存在に 

私は幼少期から
ボランティア活動に率先して取り組む等、
人の役に立てる仕事にはかなり熱くなる人間でした。

ですが、自分の病を機に
「人のために自分が役に立つこと」

という意欲を完全に失っていました。
そんな私を知ってか知らずか
そのろう者の先輩の一言によって
本来の私らしさを少しずつ取り戻していけるようになったのです。


人の為に自分が役に立てるって、
本気で嬉しいし前向きになれませんか?
私は夢が膨らむんです。
「よし、もっと頑張ろ」って。

 

 今のままじゃ何も変われない! 

「少しでも先輩と話したい。
先輩が聞こえない部分を補ってあげたい」
それから先輩の役に立とうと
筆談やジェスチャーで

必死にコミュニケーションをとりました。
でも
とにかく時間がかかるんです。
しかも、ちゃんと伝わっていないんですよね
「先輩ともっと気軽にコミュニケーションが取れたらいいのに…。」

なぜか申し訳なさを感じながら、
もどかしい時間ばかりが過ぎていたのを覚えています。

「手話ができればもっと伝えられるのに。。」

 行動しなきゃ何も始まらない 

「手話ができればもっと自分も変われる気がする」
「次は私がろう者の役に立つ人間になりたい」
そう決断し、
厚生労働省の管轄である
手話通訳養成機関
国立障害者リハビリテーションセンター学院
手話通訳学科へ入学を決意しました。

とはいえ、
女手一つで私達3人兄弟を育ててくれた母に
学費の話は出来ない…。
そこから約1年間、
工場で出稼ぎ貯金と受験勉強の日々を送りました。

 手話を話せることが強みに 

入学後、
聴者の友人以上にろう者の友人が増え、
学院・プライベート共に
日本語を話さず手話のみ生活を送り続けました。
日本手話の魅力と共に
ろう文化の居心地の良ささえ感じていました。

そして卒業論文に取り掛かっていた最も多忙期。
まさかの持病の悪化。

ー人に何かを与える為には、
先ず自分を大事にしなくてはー

“卒業”という経歴を捨て退学を決断しました。
でも実は全く後悔すらありませんでした。

なぜなら
積み上げてきた手話の語学力と経験は
私の大きな自信へと繋がり、
さらに言えば

日本はまだ手話を話せる人が
非常に少なく、この希少価値が、
今後の新しい強みになる。

そして、
このような経験をしてきた私だからこそ、

“やれること”・“やるべきこと”があり、
なにより、
私が本気で“やりたいこと”が
この『手話の世界』にある

ということを強く感じていたのです。

−私の10代からの夢−

英語を学ぶように
手話という言語を学ぶ人を増やしていこう。
そして、
音の要らない会話の世界の魅力を
仲間たち皆で楽しみ、共有していこう。
そんな場所を
提供していける人間であろう。

 

この活動を始めて
多くの仲間に出会えたことも
大きな財産となっています。

『手話を通して一人でも多くの仲間に出会い、
一度っきりの人生、自分にできる事を最大限やり抜く』

今後も日々精進していきます。

 

DeafLinks 藤乃.

 

 

追伸

成人になって聞いた事なのですが、
私の亡き伯父は、沖縄の聾学校教員だったそうです。

なんだかとても縁を感じたのを覚えています。

 

 

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4 COMMENTS

澤本 邦子

私の兄が聴覚障害でした。兄嫁さんは珍しく口話を読み取れる人なので。イツモ通訳をして貰い手話の勉強をしなかった事は残念に思ってます。昨年からのコロナで皆んなmuskをしているので大変。遅まきながら今手話Circleに入って習ってます。

返信する
奧村信行

私は、手話は本当に初めてでハンドサインをみていまは勉強してます。行政書士の業務で生かそうと思いましたがどこもおしえてくれるところがなく、苦労してます。

返信する

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