ハイサイ!藤乃です。
今日は朝から素敵な質問が届きました♪
私のオンライン教材の生徒さんからです。
熱心さに感動です!
とても大事な質問なので今日は共有したいと思います。
●手話で「あなた」を表現するときは「指差し」でいいの?
●手のひらで「あなた」と表現する時は、銀行・お店・接または目上の人への敬語の時?
●教材で藤乃さんが平手で「あなた」にと表現している理由も教えてください。
その生徒さんは、
【指差し】を特集ていたYouTubeを拝見したようで、
「そこでは“あなた”と表すときは、平手を出すことはあまりなく、人差し指で指すことが殆ど」
と解説していたそうです。
↑
私が今まで多くのろう者の方と接してきた経験から、
そして約5000人の友達リストを持つfacebook、
約400人のメルマガ読者さんなど
多数の方面で「指差し表現」について、
アンケートをとった際の結果から簡潔にお答えします。
Q:手話で「あなた」を表現するときは「指差し」でいいの?
私自身は「初対面」や「相手を敬うとき」には、
あなた=平手で表現し、
それ以外の会話では指差しで相手を指しています。
これは、多くのろう者と接してきて共通していたように感じています。
しかし、一概に「ろう者全員がそうしている」とは言えません。
というのも、
アンケート結果の中にはこのような意見もあります。
- 聴者の親に「相手に指差しはするな」と教えられた。
だから相手を指す時は常に平のひらを向けている。 - 確かに指差しが多いが、指差しに違和感を覚えるろう者もいる。
親しい仲なら指差しは問題ないと思う。
この結果には正直納得しましたね。
なぜなら、聴者でも「指差し」と「平手」の表現は、
共通の認識はあるように感じますが、
完全に統一されているわけではないから。
ですので、
100人中100人のろう者へ違和感のないよう、
指差しを使い分けるのは「不可能」だなと結果に至ってしまいます。
でもそんなことを言ってしまえば、
手話学習者
という声も聞こえてきそうなので、
冒頭で伝えたように、
「初対面」や「相手を敬うとき」→あなた=平手
それ以外の会話→指差しで問題ないと思います。
手話にも敬語がありますし、真剣な話をする時の雰囲気、
ふざけた会話をし合ったり、ジョークを言いあったりと、
色々なシチュエーションがあります。
細かなことを言えばキリがありません。
その場にあった手話表現、相手に合わせた手話表現が必要になる時もあるでしょう。
細かな気配りは、
実際にいろんなろう者の方々と接していくことで体感できる学びも多いです。
ですので、「初対面」や「相手を敬うとき」→あなた=平手
それ以外の会話→指差しを意識し、ろう者の方とお話ししてみてください。
そこで新たに学べることがあるかもしれません♪
最後に…
教材で藤乃さんが平手で「あなた」にと表現している理由も教えてください。
例えば、冒頭から「あなた=指差し」と表現していた場合、
手話初心者の生徒さんならば、
生徒
と誤認してしまうリスクが考えられます。
また、文章の最後に「空間を指差しする」という表現も教えていますよね。
「指差し」の使い方が、
「あなた」という表現だけに使われるわけではない。
ということも自然に学べるように工夫しているのも、
平手で「あなた」と表現している理由の一つです。
使い分けを意識できるようになったら
あなたの手話力もステージUPしている証だと思います♪
私の大切な生徒jさん♪
素敵な質問ありがとうございました♪
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