こんばんは、藤乃です。
今、私の周りには
「手話を使ってお仕事にしたい」
という人が沢山集まって
きていますが、
手話のお仕事は
通訳だけではありません。
・手話歌を楽しむ教室
・キッズ向け手話教室
・接客手話を教える教室
・介護向け手話教室
・シニア向け手話教室
など色々な教室を開く
メンバーが増えてきました。
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手話のお仕事一本だけでは
食べていくことができない
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と言われていることを考えると
「通訳の道だけではない」
という事実を知ることで
想像していない働き方が
見えてくるようになります。
とはいえ、
手話は、無料やボランティアで
提供していくべきものでしょ?
という考えがまだまだ
根強いのも事実です。
・ボランティアの延長
・貢献の精神で人助け
もちろん、この考えが悪い
わけではありませんし
耳の聞こえないろう者に
奉仕することも大切です。
が、しかし彼らは
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❌障がい者という認識ではなく
⭕️耳が聞こえない個性である
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と考えアイデンティティーを
大切にする人も多いです。
そのような背景がある中で
障がい者扱いをしてしまい
貢献や奉仕などと言えば
余計なお節介となることもあります。
なぜなら、
彼らは、会社の給料も一般の人と
変わらない額面をもらっていますし
社会に迷惑をかけることもありません。
だからといって、
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耳が聞こえない分、手助けが
必要なときもあるので
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そういう時は、通訳を通して
サービスを受けることも必要です。
例えば、
車椅子を必要だと感じる人が
便利に活用できるように
環境を用意しておくものと同様です。
「聞こえないから可哀想」
という感情で見てしまうから
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ろう者を傷つけるのであって
彼らは立派に生きています。
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このような話は手話を行っていても
あまり聞く機会がないかもしれません。
が、
手話がネイティブレベルに
できるようになると
ろう者が日頃は言わないような
心のうちを密かに打ち明けて
くれるようになりますので
一方的に聴者の視点だけで
無料奉仕してしまうと
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「私たちは障がい者ではない」
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と嫌がる方もいますので
良かれと思ったことが
仇にならぬように
ろう者を敬う気持ちも大切です。
手話が十分ではない人は
ここを誤解しています。
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無料で奉仕(ボランティア)
することだけが敬いではなく
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それは口では言わないだけで
やっている行動自体が
「障がい者扱いしている」
ことになりますので
注意が必要です。
人は皆、ロボットではなく
センシティブな生き物です。
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自分がやられて嫌なことは
他人にもしてはいけません。
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ですので、
手話はボランティアではなく
英語やその他の言語や学びと同様、
手話教室も「有料」で行う
環境を整えていく必要があるのです。
【藤乃’sメールマガジン通信】